業種と職種どっちをみる?違いを解説

突然ですが、業種と職種の言葉の意味や違いを知っていますか?
似たような言葉に見えて、意味は全然違います。
この記事では転職活動において業種と職種をどのように考えたらよいか解説していきます。

業種と職種の違い

仕事を探すとき、どちらの言葉もよく出てくるので違いをしっかり理解しておきましょう。

業種とは=何をやっている会社か?を指す

業種とは、企業や個人が営む事業の種類や分野を指す言葉です。
世の中のさまざまな事業を区分するために用いられ、産業を仕事の種類ごとに細分化したものです。

業種=会社のやっている事業と覚えましょう!

具体的な区分の仕方はいくつかあり、総務省が定めている「日本標準産業分類」や、証券業界で使われている証券コード協議会が定める「業種別分類項目」が有名です。

出典:https://www.jpx.co.jp/sicc/sectors/nlsgeu00000329wk-att/gyousyu.pdf

職種とは=仕事の種類を指す

個人が担う仕事の種類や内容を指す言葉です。
仕事の内容によって分類されており、営業職や企画職、事務職などが代表的な職種です。

実際に働く仕事内容を見たいときは職種で探しましょう!

代表的な職種としては「営業職」「事務職」「技術職」「経理職」などがあります。
部署が分かれている会社だと、部署の業務の内容が自分の職種になります。

企業の中で全員が同じ仕事をしているわけではないので、
業種だけ見て仕事を探してしまうと思っていたのと違う!というギャップが生まれてしまいます。

まとめると…

業種=会社のやっている仕事内容(業界の種類)
職種=個人のやっている仕事内容(同じ会社でも人によって違う)

ということになります!

やりたいことがしたい人は職種優先で選ぼう!

やりたいことがはっきり決まっている人は職種を優先して探すことをおすすめします。
同じ職種での転職だと、違う業種(業界)でも評価されるケースも多いです。

また、自分のスキルを活かしたい方も職種を優先して探すことをおすすめします。
英語のスキルが活かしたい人は職種で翻訳や、海外のお客さん向けの営業職に絞り、その中で企業が自分に合っているか見ていくことをおすすめします。
※例えば業種が海外へ向けた事業でも、経理や人事だと活かせないですよね?

また、総合職での採用には注意が必要です。
転職だと総合職採用は少ないですが、総合職は営業、企画開発、マーケティングなど企業活動の軸となる業務を担い、場合によってはジョブローテーションによる異動や転勤もあります。

はじめはやりたい職種では入れても、異動になる可能性があることを念頭に入れ、業種としても興味のある分野の会社を探すようにしましょう。

将来性を重視するなら業種優先で選ぼう!

給与面や安定など将来性を重視したい方はこれから伸びる見込みのある業種を選ぶことをおすすめします。また、これからも需要があり続ける仕事(例えばインフラ系のお仕事や情報通信業)も安定して働くポイントとなります。

業界を研究する際は新卒向けの業界研究本がおすすめ。
将来の動向やどんな企業があるかを教えてくれます。

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業界ごとに細かく解説した本も多数出品されているので、探してみましょう。

具体的にやりたいことが決まっていない人は、まずは広い視野で様々な仕事に目を向けてみるのがおすすめです。あわせて、自分が将来どんなキャリアを築いていきたいかを考えていきましょう。

世の中にはたくさんの仕事があるので、たくさんの仕事を知ってあなたに合うものを探していきましょう!

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